今日はキンナンバー9赤い月赤い龍音9の日です。
(赤い月の紋章絵)宇宙のエネルギー
《芥川賞を受賞した「むらさきのスカートの女」は、近所に住む＜むらさきのスカートの女＞と呼ばれる女性のことが気になって仕方のない＜わたし＞が、彼女と「ともだち」になるために、自分と同じ職場で働きだすように誘導していくという、コミカルな筆致ながらも不穏な空気を漂わせる作品だ。先の展開がまったく読めず、「小説を読みなれていない人でも読みやすい」という評判だ。》（朝日新聞デジタル ７月18日より抜粋）
今村夏子さんは1980年２月20日生まれ K183 青い夜 青い夜 音１です。確かに「青い夜」のキーワードの一つに「夢」があります。だからこそ、コラムにあるように「落ち込んだ時に夢みたいなことを考えると、気持ちが前向きになるのだという。」が成立するのでしょう。
また記事にある「コミカルな筆致ながらも不穏な空気を漂わせる作品だ。」なども「青い夜」の神秘的でミステリアスな側面が、如実に表れているのではないでしょうか。おそらく多少マニアックで、独特の微妙な表現に心惹かれる読者は、相当ハマるかもしれません。
小説家となるまでの今村夏子さんの歩みを知ると、あらためて「人生は微妙な出来事を通じ、絶妙なタイミングで誘導されるものである。」と感じ入るばかりです。
さてK９ 赤い月 赤い龍 音９です。
「翻訳って究極の精読なんですよ。一字一句をゆるがせにできない中で熟読するので、すごく小説の勉強になる。作家や文壇との付き合いもほとんどない僕にとっては、翻訳が唯一の文章修業みたいなものでした。わからないところがあれば、一日中、たった一行の文章とにらめっこして考え込むのは、小説を書くうえでもいい頭の運動になるんです。」
K９の村上春樹さんの言葉です。「赤い月」は徹底して向き合う行為を通じ、気づきを得ることが多々起こります。
時折（ときおり）、一字一句と真摯に向き合い、どこまでも探究することで、奥域のある考えが身につくのかもしれません。
この夏休みや盆休みは「精読」に励むのもよいのではないでしょうか。
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